「CIC」はクレジットカードに関する情報が登録されている

この記事を読むことで

個人信用情報「CIC」のことがわかります。
延滞の確認方法もご紹介します。

1. 「CIC」はクレジット会社の共同出資により設立された会社
2. 個人信用情報の開示方法
3. 個人信用情報の対策

１．「CIC」はクレジット会社の共同出資により設立された会社

指定信用情報機関「CIC」は割賦販売や消費者ローン等の個人情報を取扱っている

株式会社CICは割賦販売や
消費者ローン等のクレジット事業を
営む企業を会員とする信用情報機関です。

出典元：株式会社シー・アイ・シー 

CICの役割

CICは、消費者とクレジット会社との適正取引をサポートしている。

• 消費者の支払い能力に応じた、適正なクレジット契約の実現
• 迅速な情報提供によるクレジットローン取引の実現
• 消費者の多重債務、自己破産の未然防止

社会的インフラとして重要な役割を担い、消費者を守ることも考えられています。

個人信用情報の開示でわかること

CICの情報開示は登録内容を確認できる

CICのHPに、契約者本人の申込みにより開示できると記載されています。

情報開示とは、お客様ご本人のお申込みにより、
CICに加盟している会員会社（クレジット会社等）との
契約内容や支払い状況等の信用情報を確認できる制度です。

お客様の情報が現在、信用情報機関に登録されているのか、
またはどのように登録されているかを確認していただくことができます。

出典元：株式会社シー・アイ・シー 

詳しくは次の個人信用情報の開示内容を
確認していきましょう。

6ヵ月間登録される内容

個人信用情報に6か月間登録されるものは、
「新規申込内容」があります。

延滞情報や異動情報が記載されていなく、
「新規申込内容」のみ登録されているときは、
情報が消えるまで待ちましょう。

短期間の複数同時申込みの場合は、
多重申込みとなり審査に受かりにくい状態です。

「新規申込内容」は情報が消えることで、
カード審査を有利にすすめられます。

5年間登録される内容

「下記の4項目」は、
契約期間中および
契約終了後5年以内登録されます。

5年以内とありますが、
5年経つまで登録されると考えてください。

• 過去に利用した契約内容
• 現在ご利用中のクレジットカード契約
• 支払い状況
• 残債額

個人信用情報に延滞情報や異動情報がないか確認

延滞情報：延滞した年月に「A　未入金」マークが表記。

異動：クレジットカードの遅延を、61日もしくは3ヶ月以上している状態。

「異動」は支払いの遅れによって信用力を失っている状態を指します。

２．個人信用情報の開示方法

CICの情報開示は3つの方法から選ぶことができる

開示方法は3種類

• インターネットで開示（クレジットカードが必要）
• 郵送で開示（定額小為替証書が必要）
• 窓口で開示（現在窓口業務は休止中）

今回は郵送開示をご紹介します。
理由はクレジットカードが不要だからです。

	郵送で開示
ポイント	申込書、本人確認書類、手数料（定額小為替証書）等を お送りいただき、CICに到着後、10日ほどで回答情報 （開示報告書）をお送りいたします。
サービス日時	お申込みより10日程度で開示報告書が到着
ご用意いただくもの	開示申込書 本人確認書類など必要書類申込者によって異なります。 詳しくは郵送で開示するをご覧ください。
開示申込書の入手	①　セブンイレブンで印刷 店内マルチコピー機の「ネットプリント」で、 プリント予約番号「CIC00001」を入力 ②　ファミリーマート/ローソン/セイコーマートで印刷 店内マルチコピー機の「ネットワークプリント」で、 ユーザー番号「CIC0000001」を入力 ③　お電話でお取り寄せ 0570-666-414（全国共通ダイヤル）
確認書類	いずれか2点が必要になります ※　下記参照お願いします。
手数料	ゆうちょ銀行で発行の定額小為替証書（1,000円）

郵送開示は、郵便局で定額小為替証書
（ていがくこがわせしょうしょ）を購入し、
各種書類と送るだけで完了します。

開示申込書はコンビニエンスストアで入手できます。

本人確認書類

いずれか2点の書類が必要

運転免許証または運転経歴証明書(表面・裏面コピー)
マイナンバーカード［個人番号カード］（写真付表面のみコピー）
パスポート(コピー ※住所欄含む)
各種健康保険証(コピー ※住所欄含む)
写真付住民基本台帳カード(表面・裏面コピー)
各種年金手帳(コピー ※住所欄含む)
各種障がい者手帳(コピー ※住所欄含む)
在留カードまたは特別永住者証明書(表面・裏面コピー)
住民票(本籍地・個人番号の記載がない、発行日から3ヶ月以内の原本)
戸籍謄本または戸籍抄本(発行日から3ヶ月以内の原本)
印鑑登録証明書(発行日から3ヶ月以内の原本)

CIC信用情報開示書が届いたら内容を確認しましょう

書類を受取ったら内容を確認しましょう。

書類の見方はサンプルを参考にしてください。

出典元：株式会社シー・アイ・シー

注意して確認するところは2ページ目の2か所

CIC 個人信用情報開示報告書は
＜こちら＞から確認できます

ポイント③　入金状況に「＄　請求通りの入金 」「 －」以外がある。
ポイント④　返済状況に「異動」と表示されている。

入金情報の表示内容で重要な２つは覚えてくださいね！

「＄」は請求通りの入金があった。
「A」はお客様の事情で、お約束の日に入金がなかった。未入金。

３．個人信用情報の対策

CIC信用情報開示書の確認後にすること

初めての方でも、
CIC信用情報開示書サンプルを見ると
意味がわかると思います。

思い当たらない延滞情報があるときは、
登録されているクレジット会社へ連絡してみましょう。

クレジット会社の会社名変更や
統合などで、表記が変わっていることがあります。

確認することで、
クレジットカードの申込み対象から外すことができます。

延滞・異動情報がない場合の対策

いわゆる「スーパーホワイト」という状態です。

良く言えば、現金主義でお金に困っていない人。
悪く言えば、下記のような人になります。

• 収入がなく返済能力がない人
• クレジットカードやローンの審査が受からなかった人
• 個人信用情報に延滞・異動があり、5年以上経過してから（消えてから）申込みした人

個人信用情報機関は、
「スーパーホワイト」を後者の「悪く言えば」で考えます。

そのため、入金状況に
「＄ 請求通り」が続いていると
審査に合格しやすくなります。

利用している契約に延滞と異動があるときの対策

CIC信用情報開示書に延滞または異動記録があるときは次のように対策します

• 最後に延滞した日を調べる
• 入金状況に「A　未入金」が連続していなければ特に気にする必要なし
• 入金状況に「A　未入金」が連続または1か月おきに延滞しているときは、
  今後延滞しないように少額の引落しで「＄」マークを育てる。
• 今後は延滞・異動が起きないようにする。
• 個人信用情報から延滞・異動が消えたらカードの申込みをする

利用していない契約に延滞と異動があるときの対策

CIC信用情報開示書に延滞または異動記録があるときは次のように対策します

最後に延滞した日を確認する

• 「31.終了状況」と右上「F項 保有期限」が空欄になっている
• 「31.終了状況」が貸倒れになっている

「成約残し」は最悪な状況

カードを作れない人に多い「成約残し」
本人に自覚がないため
気がつかない人が多いです。

「31.終了状況」と右上「F項 保有期限」が空欄になっている

最大5年で消える延滞情報ですが、
「成約残し」は解決しない限り
半永久的に契約が残ります。

カードを作りたい方にとって最悪な状況です。
「消滅時効の援用」など
救済措置が使えることがあります。
まずは専門家へ相談することをおすすめします。

「貸倒れ」処理は5年で情報が消える

「31.終了状況」が「貸倒れ」になっている

ポイント⑤「31.終了状況」が「貸倒れ」になっているときは、
右上「F項 保有期限」に日付が入っているか確認してください。

日付が入っているときは、日付以降に情報が消えます。
情報が消える日まで、個人信用情報の「＄ 請求通り」を育てましょう。
クレジットカードの発行はもうすぐです！

日付が入ってない場合は「成約残し」の可能性がありますので、専門家へ相談することをおすすめします。

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